仙台市太白区は仙台の副都心として栄える長町をはじめ、暮らしやすい街が広がる地域です。

そんな太白区の土地価格は、どれくらいなのでしょうか。

仙台市太白区の特徴や土地相場について紹介します。

仙台市太白区の地域情報

仙台市太白区は、人口23万人。

仙台市5区のなかで、青葉区に次ぎ2番目に人口の多い区です。

区の中心街は長町エリア。

仙台駅までJRなら5分、地下鉄なら8分という至近距離に加え、駅周辺には商業施設や総合病院、子育て支援施設なども充実しており暮らしやすい街として人気があります。

また、区内には八木山動物公園や八木山ベニーランド、三神峯公園、秋保温泉といった名所もあり、休日には親子連れで賑わいます。

仙台は転勤族の多い街としても知られますが、その方々が選ぶ街として人気があるのも仙台市太白区の特徴です。

仙台市太白区の土地平均購入価格

仙台市太白区の土地価格を、実際の取引価格データをもとに紹介しましょう。

国土交通省の不動産取引価格データによると、仙台市太白区の土地価格の相場は、

・坪単価24.6万円

・1m2あたりだと約7.5万円程度位

となっています。

また、大手不動産ポータルサイトに掲載されている土地をみると、坪単価が19.4万円。60坪くらいのやや広い土地でも、1,500万円以下で購入できる物件が多く見られます（2019年12月時点）。

青葉区より3割ほど安い土地相場であることも、太白区に人気が集まる理由かもしれません。

ちなみに、この価格は仙台市太白区全体の平均的な価格であり、長町エリアに絞り込むと、これより高くなります。

また、土地の形や周辺環境などの要因によって個々の土地価格は大きく前後しますので、上記の価格は参考までにご覧ください。

仙台市太白区の地価ランキング

仙台市太白区で人気のある住宅地は、どれくらいの土地相場になるのでしょうか。

国土交通省が公表する「公示地価」をもとに、仙台市太白区の住宅地のTOP10をみていきましょう。

青葉区や宮城野区のように坪単価100万円を越えるような地価はないものの、仙台市太白区の平均と比べて高いスポットが多く見られます。

上位10傑の場所は、いずれも駅から徒歩10分前後という利便性の高いところばかり。

最近では長町南駅や富沢駅の周辺で、高値で取引されている物件が増えているようです。

土地価格を抑えたいという方には、八木山エリアもおすすめ。

2015年に地下鉄東西線が開業し利便性が高まっているエリアですが、駅から徒歩10分圏でも坪単価30万円以下の土地が結構売り出されています。

また、車やバスでの移動を前提とされている方なら、さらに安い地価の購入も期待できるでしょう。

仙台市太白区の土地評価額の動向

仙台市太白区全体の土地評価額は、上昇傾向にあります。

それが顕著なのは、長町エリア。

長町エリアは公示地価ベースでみると、長町南駅や富沢駅の周辺には前年比で10％前後も上昇している地点があります。

駅近の不動産物件は、将来的な資産価値を保つという視点からも有利です。

一方、地下鉄東西線が開業した八木山エリアでも土地評価額の上昇はみられますが、その率は意外と小幅。

2％前後のところが散見されます。将来を見据えて土地を購入するのは難しい点もありますが、今後の都市開発にも着目したいところでしょう。

まとめ

長町エリアはいま、再開発ラッシュを迎えています。

2019年には地上28階建てのタワーマンションが完成したほか、2021年には12階建ての複合ビルが誕生する予定です。

人口減少がさけばれるなかで、将来にわたって街が発展していく可能性を秘めているのも、仙台市太白区で暮らすメリットといえるのではないでしょうか。